気持ちの矢印を相手に【間違いの伝え方】

まさかの逆効果。「感謝を伝える」際にやりがちな4つの間違い

相手が間違っていることをしている時に、そのことを伝えることって難しいですよね。

年齢が離れているとなおさら難しいと感じます。

 

場の空気を乱したくないから、あえて間違ってることを友達に伝えない。

相手に嫌われることを恐れて、相手に間違っていることを伝えられない人が多いのが現実です。

日本では、相手を気遣うことや場の空気を読むことが美とされていますが、

本当にそれらのことが相手のためになっているのでしょうか。

 

相手に嫌われたくない、でも間違っていることを相手に伝えたい。

そんな時に効果的な「間違いの伝え方」についてお話しします。

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【なぜ間違いを伝えることが難しいのか】

「あなたは間違っている」

こう言われて気分がいいと言う人はいません。

自分が正しいと思ってした行動が間違っていると言われれば、なおさら悲観的になってしまいます。

 

間違いを指摘することで、相手から嫌われたらどうしよう。

自分が言われたら嫌だと感じることは、大抵の場合、相手も良い気分はしません。

 

しかし、大切にしたいと思う人であれば、間違いを伝えることが正しいと頭ではわかっているはずです。

頭でわかっていても伝えられない原因は、

気持ちの矢印が自分に向いてしまっているからです。

 

「間違っていることを伝えて、嫌われたくない」

これは気持ちの矢印が自分に向いているため、

「相手に嫌われたくない」という気持ちが先行してしまっています。


反対に、

 「間違っていることを伝えて、直して欲しい」

これは相手に間違いを直して、今よりも良くなって欲しいという思いからくる感情です。

つまり、

相手に対して気持ちの矢印が向いています。

 

相手が間違ったことをしている時、その間違いを伝える前に、

気持ちの矢印が相手に向いているかどうか

これを考えることが大切です。 

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【相手が心地よいと感じる伝え方】

相手が間違いを指摘されたことに対して否定的に受け取らないようにするには、

「あなたは間違っている」と伝えない。

これが1つの方法です。

 

読者の方は、 

「相手に間違ってることを伝えなかったら、自分が嫌われることから逃げているだけじゃん」

と思うかもしれません。

 

間違ってることを全く伝えないのではなく、

相手が悲観的にならないように間違いを伝えることです。

つまり、

間違っている事実だけを相手に伝えるのではなく、

「その方法を変えれば、今よりもっと良くなるよ」

間違いを直した先にあるメリットを相手に伝えることです。

 

間違っている事実だけを伝えられると、相手はあなたの言葉を否定的に捉えてしまいます。

しかし、

「間違いを直すことでどれだけ自分が良くなるのか」

と相手がイメージすることで、あなたの言葉をポジティブに受け取ることができるようになります。

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【まとめ】

「それ、間違ってるよ」

このたった一言を相手に伝えることが難しいと感じる人は多いはずです。

僕自身、友人の間違いを本人に伝えることは得意ではありません。

 

誰も間違いを指摘することが好きな人はいません。

多くの人がその間違いを見て見ぬ振りをしてしまいがちです

しかし、

間違ったことをしている友人をそのままにしていては、その人のためになりません。

 

伝え方を少し変えるだけで、あなたが間違いを伝えたことに相手は感謝してくれるようになります。

なぜなら、

指摘された間違いを直すことで今よりも成長できる

と相手は感じるからです。

 

もし、友人が間違ったことをしていたら、それを伝えてあげましょう。

間違っているところをお互いに教えあい、一緒に直していく関係性って素敵ですよね。

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